3月21日、22日、23日に東京(高円寺)で情報交換イベントを開催しました。 私達が今まで続けてきた情報発信プロジェクトから発信される情報が、福島県以外の方々から、どのように見えているのかを知ることで、今後のプロジェクトの方向性や情報発信の内容を改善することが目的です。
21日には、「福島(いわき)を東京(高円寺)で考える」と題した意見交換会が行われました。 高円寺地域からは、高円寺商店街連合会事業部長の吉田様、杉並区商店街連合会青年部の上原様、高南自治会長の柿崎様、新高円寺通商店街振興組合副理事長の大出様、高円寺中央地区民生委員児童委員協議会会長の上原様に参加して頂き、東日本国際大学からは経済情報学部長であり大学全体の統括責任者でもある福迫教授と情報発信プロジェクトの責任者である浅井教授が参加しました。 また、参加した学生は韓国からの留学生キム・ミヒョンさんと卒業式を終えたばかりの4年生、メタボ男、木が二本、マゥスマン、3年のモン吉が参加しました。
参加者からは、「ネットを活用して鮮度の高い情報を発信することも大切だが、人間同士の口コミの影響力の方が強いので、原発に近い大学で生活している学生が、東京(高円寺)に来て現状を話す方が効果的だ」、「いわきグローバルマルシェで紹介している物の展示や販売を行ってみてはどうか」、「これからも正確な情報を発信していくべき」「今やれることをやる、きっと何か新しい繋がりが生まれてくる」といった貴重なご意見や励ましの言葉を頂くことが出来ました。
期間中を通して、商店街を歩く一般の方々を対象にギャラリー形式で展示・発表を行いました。「マス・メディアや個人のブログと違い、偏った感情や様々なノイズに紛れない、福島県の生活者の声を継続的に発現するのはとても大事であり、これからやっていくべき」、「韓国や中国の留学生が、福島(いわき)から情報発信していることに、とても驚いた。」などの、ご意見やご感想を頂きました。
私達の発信している情報が、どのように受信されているのか、福島県(いわき市)だけで活動していると、井の中の蛙に例えられる不安がありました。 今回のイベントを通じて、東京という福島から離れ、かつ日本にとって特別な場所から見直すことで、少なからず、福島の生活者の現状を伝える私達の活動の価値を再確認することができました。
まだまだ沢山の課題を乗り越えなければなりませんが、福島(いわき)の人間として、復興から振興という新たなステージへ向けて、頑張って行きたいと感じました。